サステナ担当みぃがゆく!科博【鳥展】で改めて考える「鳥がいるということ」
こんにちは。カシオのサステナ担当みぃです。2025年も、はや1ヶ月が経とうとしていますね。今年こそは継続的な運動をしたいと思っている私です💪
先日、東京・上野の国立科学博物館で開催されている特別展「鳥 ~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」を見に行ってきました🐓
子どもの頃、庭に咲いている花の蜜を吸いにメジロが遊びに来てくれていたのですが、大人になった今も時折その姿を見せ和ませてくれます。黄緑色の羽根に、目の周りの白い縁取りが何ともチャーミングなメジロ。その美しさに大人になって改めて気づき、もっとたくさんの鳥が見たい!と思うようになりました。
「一生分の鳥が見られる!?」と言われているこの鳥展。行かない訳にはいきません。いざ!🕊️🕊️🕊️
いざ、鳥展へ!
展覧会には、多種多様な世界中の鳥たち600点以上の標本が展示されています。400種以上の鳥を観察したことがあれば、バードウォッチャーの中でもかなりの経験者といわれるそうで、ここで一生分の鳥が見られるというのも納得です。ちなみに鳥類の起源が恐竜だということは、ご存知の方も多いのではないでしょうか🦖
史上最大の飛ぶ鳥、ペラゴルニスの復元
展覧会の目玉の1つ。2600万年前にいた史上最大の飛ぶ鳥、ペラゴルニスを原寸大で復元したそうです。
翼を広げた時の長さは7m。これだけ長いと羽ばたくにはやはり力が必要なのだそうで、風を利用し上昇気流に乗ってグライダーのように飛ぶそうです。案外、飛ぶ瞬間はすごく気合いを入れていたのかもしれませんね。
海中を飛ぶ鳥、ペンギンにカシペンを重ねる
水鳥のコーナーでは、ペンギンが大集合。コウテイペンギンにアデリーペンギンにイワトビペンギン…わくわくが止まりません!
実はカシオには、コーポレートサイトや社内で活用されている「カシペン」というペンギンの隠れ(?)キャラがいるのです🐧私も大好きで仕事でたまに使うのですが、そのキャラクターと標本を重ね合わせながらニヤニヤして楽しんでいました(笑)
そしてこんな海鳥も。
展覧会で一番好きになったキツツキ目
そして今回の展覧会で最も興味をもったキツツキ目のコーナーへ。キツツキ目の「目」は、「め」ではなく「もく」と読み、鳥の分類のことをいいます。今回、最新のゲノム解析の結果により44の目に分類されたそうで、キツツキ目もその1つです。
今回、なぜキツツキに一番興味を持ったのかというと、キツツキがいることで森の生物多様性が格段に高まることを知ったからです。
キツツキはその嘴で木に穴をあけますが、キツツキが使った古い巣穴は、自分では穴を作ることができないシジュウカラなどの野鳥やモモンガなどの小動物たちに、住居として再利用されています🐿️いわゆる中古マンションですね(笑)。更にその再利用された後の巣穴に、ヒナの食べ残しなどを食べにくる昆虫がいることが近年わかってきたそうです🐛キツツキは、単に穴をあけて自分達が住むだけでなく、その後様々な生物の生息環境を新たに作り出す「生態系エンジニア」だと紹介されていました。(すごい!)
また、キツツキは弱っている木に穴をあけるそうで、林業の人たちの役にも立っているとの事。カシオでも、「CASIOの森」の活動で森林組合の方とご一緒することがあるので、今度機会があったら聞いてみようと思いました。
おわりに
今回この鳥展を訪れたことで、鳥が「環境保全の指標」と言われていることを改めて実感しました。地球上のあらゆる環境に生息し、種を運び植物が育つ手助けをする鳥もいれば、昆虫や小動物を食べることで個体数のバランスを保つ鳥もいます。鳥の数が減ってしまうと、生態ピラミッドが崩れ自然全体に影響が出てしまうため、鳥を守ることが私たちの環境を守ることにつながるのです。皆さんも、まずは身近な鳥に目を向け、耳を傾けることから始めてみてはいかがでしょうか。
このnoteを綴っている時にも、数種類の鳥の声が聞こえてきてほっこりしたみぃでした😊
私たちCASIOの森も、樹木が枯れる原因となる害虫を鳥が食べてくれることで守られています。そんな鳥たちに、細やかながら住居のプレゼントをしています。鳥たちに気に入ってもらえると嬉しいです🌳🦜