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カシオの「オモシロ時計」物語Vol.9:腕時計の中に“お天気お姉さん”?「BM-100WJ」

カシオの時計事業50周年を記念して、特にエポックメイキングだった腕時計を振り返る本連載。
今回のテーマは、”センサー技術”です!

“カシオの時計といえば、やっぱりこれでしょう!”と、筋金入りのガジェット好きに今もって支持されているのが、超小型センサーを、腕時計に組み込んだ数々の「センサーウオッチ」です。

時計に載せられる新しい技術があれば、まずはチャレンジしてみようという、カシオならではの精神が感じられます。過去の「センサーウオッチ」をふりかえってみると、今日では見ることのできない血圧計やUV(紫外線)計測といった機能がある一方、方位計や温度計機能などは現在の製品にも受け継がれています。

そんな個性派揃いのセンサーウオッチの中で、天候の傾向を予想できる、ということで話題を集めたのが、1989年発売の「BM-100WJ」です。

1989年発売の「BM-100WJ」。気圧計機能だけでなく、高度計機能・水深計機能も搭載

半導体圧力センサーを搭載し、最大18時間の気圧データを自動的に計測して記録。気圧変化をバーグラフで表示してくれるので、気圧の上昇・下降で天候の傾向を予想する“晴雨計”としても使えるとういうワケ。
さらに高度や水深も判って、最大高度や最大深度のメモリーも可能ということで、山歩きやキャンプ場巡りなどアウドドアシーンで使っていた方も多いのでは。

アウトドアで役立つ情報を提供するために、センサーを内蔵するという発想は、トリプルセンサー(磁気・圧力・温度) を搭載したATC-1100(1994年発売)へと発展。そして1995年にはトリプルセンサー搭載のPRO TREK(プロトレック)「DPX-500」へとつながります。

以降、PRO TREKは現在に至るまで、いかなる状況下でも素早く自然を感知するアウトドアギアとして進化し続けています。

「おもしろ時計」物語では、センサーで血圧を測れる「腕時計型血圧計」、ガラス面に数字を書けば計算ができる 「ジェナス リードセンサー」なども紹介していますので、ぜひこちらもご覧いただけると嬉しいです。

次回もワクワクするモデルをご紹介するので、ぜひ楽しみにしていてください!

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