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カシオ時計事業50周年の原点。常識を覆す”新時代の時計”で業界へ進出!

2024年、カシオは時計事業を始めて50周年を迎えます。
「時間は1秒1秒の足し算」と考え、カシオ初の腕時計「カシオトロン QW02」が誕生しました。
もとは計算機メーカーだったカシオが、なぜ腕時計を開発したのか?
今回は、カシオトロン発売までの挑戦についてお伝えします。


計算機で培った技術で腕時計業界へ

昭和40年代半ば、時計は技術革新の時代を迎えていました。
従来の機械式から、電池を動力源とするクオーツ式を取り入れる動きが進み、数社の大手電機メーカーが業界への参入を表明していたのです。

そんな中、創業者の一人であり、開発者の樫尾俊雄「時間は1秒1秒の足し算」。数字ですべてを表現するデジタル時計は、これまでの計算機開発で培った電子技術を最大限に活かせる製品と考えました。

「新規参入するのに、ただのデジタル時計ではだめだ!」 唯一無二の創造を目指す

しかし、初めての市場・業界へ参入するには他にはない強みが求められます。
新たな時代の到来を感じさせ、これまでの常識を覆す利便性の高い機能を。
そこで、時刻はもちろん、月・日・曜日まで正確に表示する「完全自動腕時計」を目指しました。

そして、2年の歳月をかけて日付修正の手間を省くオートカレンダー機能をデジタルウオッチにおいて世界で初めて搭載した電子腕時計「カシオトロンQW02」を開発したのです。

1974年発売のカシオ初の腕時計「カシオトロンQW02」。当時の新聞広告では“コンピューター・ウオッチ”というフレーズとともに、「<大の月・小の月>も自動判別」という文字が大々的に躍りました。

当時の新聞広告でアピールした「<大の月・小の月>も自動判別」という言葉。これは、31日まである月も30日までしかない月も、自動的に判別・調整して表示できるオートカレンダー機能を意味しています。
従来の腕時計では、月が替わったタイミングで日付を直す必要がありましたが、当時の常識を覆す腕時計の誕生となったのです。

”社会により大きく貢献”し、新たな市場を切り拓く

「カシオトロン」発売当時、業界には大手の時計メーカーがあり、時計はすでに成熟した製品でした。販売店からは「デジタルはおもちゃ」と冷ややかな目を向けられましたが、当時営業担当だった樫尾和雄は販売店に高性能で便利な同技術を”新時代の時計”と説き、新規参入へのためらいを持たず、猪突猛進に歩みを進めました。

発表会で説明をする樫尾和雄。販売店に高性能で便利なオートカレンダーの技術を搭載する「カシオトロン」を”新時代の時計”と説明しました。

「企業は相手を負かすために戦うのではない。より良いものを生み出すために競い合う。社会により大きく貢献したほうが利潤を得る」
そう語った樫尾俊雄。

安価で高性能なデジタル時計の価値がカシオトロンによって市場に認められ、カシオは計算機・電卓に続き、時計業界でも存在感を示すことに成功します。

時計事業50周年を記念して「カシオトロン」が復活

カシオの腕時計の原点である「カシオトロン QW02」が、事業50周年を記念して、復刻モデルとして2024年2月29日に発売されます!

復刻モデル「TRN50」は、”完全自動腕時計”という開発思想を掲げて進化を重ねてきた最新の技術が搭載されています。

復刻モデル「TRN50」について詳しくは、下記サイトをご覧ください。復刻に至った理由や、こだわりポイントなどを開発者へのインタビューで紹介しています。



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