この世にないものを生み出す、カシオの開発理念「0から1」とは
カシオは、1957年の世界初小型純電気式計算機「14-A」の開発に始まり、世界初のオートカレンダー付きデジタルウオッチ「カシオトロン」や、電子楽器など数多くの独創的な製品を世に送り出してきました。
その礎を築いたのが、創業家である樫尾四兄弟の次男、樫尾俊雄です。カシオの基幹事業になった計算機や電卓、時計、電子楽器を開発し、デジタル技術を使って世の中を変える製品を生み出した発明家です。
樫尾俊雄の発明哲学「0から1」とは
樫尾俊雄の発明の原動力は、「0から1を生み出したい」、つまり「世の中にないものを作りたい」という純粋な想いでした。「何もないところから、新しい価値を生み出す。なにか見本があって、それを改良したりするのではない」。こうした言葉からは、カシオがこれまでに開発してきた、さまざまな新機軸の製品の原点が感じられます。
1974年に発売したカシオ初の腕時計「カシオトロンQW02」も、それ以前は、小の月(31日が存在しない月)で月をまたぐ際には、自分で時計を操作する必要がありましたが、この日付修正の手間を省くことを可能にしました。(うるう年の2月29日を除く)
常識を覆す新しい商品や価値を生み出し、社会の発展に貢献するという開発理念は、現在まで受け継がれています。
「0から1」をモチーフにした50周年記念モデル第2弾「Zero to One」
その開発理念「0から1」をモチーフにデザインした時計事業50周年記念モデル第2弾「Zeto to One」(6モデル)が、10月29日に発売されます。
「CASIOTRON(カシオトロン)」や、「G-SHOCK」「OCEANUS」など各ブランドの人気モデルをベースに、暗闇(Zero)を照らす「はじまりの灯火(One)」を表現し、ブラックとゴールドで統一しています。
インダイアル、裏蓋や文字板の周囲など随所にあしらった「01」の模様をはじめ、裏蓋には「カシオトロンQW02」と同じく三角形のモチーフを採用するなど、記念モデルにふさわしい仕上げになあっています。
また、ソーラー充電システムや電波受信機能、スマートフォンリンクなど、高い実用性も兼ね備えています。
今回、「Zero to One」の中でも、OCEANUS「OCW-SG1000ZE」には、発電量を高効率化した「ガリウムタフソーラー」を同ブランドで初めて採用しています。
ガリウムタフソーラーの開発者に、このモデルの特長や、企画においてこだわったポイントを聞きましたので、ぜひカシオHPで記事をチェックしてみてください!
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