時の記念日: 知ってますか?腕時計に巻き付けるカレンダー
こんにちは。カシオnote編集部です。
きょう6月10日は、時の記念日です。
今年は、電卓メーカーだったカシオが、1974年に時計を初めて世に送り出してからちょうど50年目にあたります。
50年前の時計は、今とはずいぶん違っていました。
みなさんは、こんなもの↓があったのを知っていますでしょうか?
これは時計のバンドに巻いて使うカレンダーです。
その月のカレンダーが書いてある小さな薄いアルミ製プレートの両端を曲げて、毎月、時計のバンドに巻きつけていました。この小さなカレンダーは販促用品として配られたりしていたようです。ちなみに、今でも買うことができるみたいです。
50年前の腕時計には、日付と曜日を、いつも正しく教えてくれるオートカレンダー機能がなかったんです。
月末になるとみんな、りゅうずを回して日付を直していました。これを忘れて日付がずれているのに気付かず、約束の日を間違えたりすることもあったのです。だからこんな道具も使われていたんですね。
50年前の1974年に、カシオが時計1号機として発売した「カシオトロンQW-02」は、世界初のオートカレンダー機能を搭載。月末の日付合わせを過去のものにしました。
他にも、人がときどき時刻を合わせてあげないといけなかったり、デパートや量販店では買えなかったり、洗車などの水仕事の時には腕から外さなければならなかったり、腕時計を扱うにはいろんな注意が必要でした。
今では当たり前になっているソーラー駆動や防水、時刻の自動調整、それからカラフルなデザインといった「当たり前」は、50年間かけてできあがりました。
そんな昔の思い出を振り返った記事をカシオHPに掲載しています。
ぜひ、ご覧ください。
【記事はコチラ】時の記念日にカシオが思い出す『あの頃の当たり前』