電卓で動くPythonゲームを制作! 小3・小原さんの夏休み自由研究
こんにちは、note編集部のWナベです。
「Python(パイソン)」を知っていますか?
コンピュータのプログラム言語のひとつです。
覚えやすくていろんなことに使えるので、初心者からプロのプログラマーまで、世界中の幅広い人々に使われています。
電卓でもPythonが動くんです。
Pythonは、WindowsやMacやLinuxはもちろん、AndroidやiOSでも動きますが、なんと電卓でも動いてしまうんです。今回は電卓のPython使いさんにご登場いただきました!
東京都に住む小学3年生の小原さんは、電卓が大好き。関数電卓を使って、アスキーアートや3Dグラフィックを描く「電卓アート」をつくっています。
そんな小原さんは、愛用するカシオの関数電卓「fx-CG50」にPythonモードがあるのを見つけて興味を持ち、今年の夏休みの自由研究にPythonを使ったゲームプログラミングを選びました。
電卓と数が大好きな小原さんは、つくるゲームのテーマもやはり「数」。
電卓が計算問題を出して答えもチェックする「計算ゲーム」をつくりました。
また、小原さんは円周率を450桁まで覚えていますが、小学校卒業までに1,000桁を覚えると決めています。
円周率の暗唱を人がチェックするのは大変なので、小原さんはPythonで、覚えている円周率を1桁ずつ電卓に打ち込んでチェックさせるゲームをつくりました。これはまさに、電卓ならではの仕事ですね。
ほかに「生まれた年が分かるプログラム」「素因数分解プログラム」「素数判定プログラム」をつくった小原さんは、これを「シン・電卓アート」と名付けて学校に提出しました。
小学3年生で「Python使い」になるとは、すごいですね!
実際にプログラムをつくってみるといろんな問題が起きて解決に苦労したそうです。苦労したポイントをきいてみると「なるほどなぁ」と感心すると同時に、プログラミングは数についての理解を深めるのにも役立つんだなと思いました。
プログラムなので、ぜひ動いているところをお見せしたい!と思い、小原さんにお願いしてプログラムのデモと解説を動画で送ってもらいました。
各プログラムの詳細や苦労したポイントもあわせてカシオHPに紹介していますので、ぜひご覧ください。カシオの開発部門の社員からのコメントも寄せてもらっています。
【関連リンク】