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電卓パッケージの紙化を通して目指す世界規模の環境負荷低減

カシオの経営理念「創造 貢献」には、斬新な働きを持った製品を提供することで、社会貢献を実現するという創業者の想いが込められています。
そして、その実現に必要不可欠なのがサステナビリティの観点です。
今回はまさにそんなカシオのサスティナブルな取り組みの一つをご紹介します!


環境負荷低減のための取り組み

分解されない海洋プラスチックごみによる環境への深刻な被害は
ご存知の方も多いと思います。

適切に処理されなかった使用済みのプラスチックは河川などを経由して最終的に海へと行きつきます。そして、海鳥、海洋哺乳類、魚が餌と間違えて摂取するなど生態系に甚大な影響を与えているばかりか、波や紫外線などの影響を受けて粒子化したマイクロプラスチックとなり、自然分解されずに半永久的に自然界に残り続けるのです。その量は2050年には海中において魚よりもごみの方が多くなると言われているほど。そんな自然へ流出してしまうプラスチックごみ問題への関心が世界的に高まっています。

カシオはプラスチックを部材として使用する企業として、
製品におけるリサイクル素材の採用などを通して
限りある資源の有効活用に取り組んできました。
そして現在、その取り組みを世界規模でさらに進めています。

その一つとして、カシオのルーツでもあるプロダクトの
電卓のパッケージの紙化に取り組みました!
世界100カ国以上で販売されている1,000モデル以上のパッケージが
その対象となります。

日本はもちろん、世界各国で販売されている電卓のパッケージも紙化の対象です。https://www.casio.co.jp/csr/action/paper-calculator-packaging/
カシオの電卓は100カ国以上で販売されています。その全てのパッケージを順次紙化に切り替えていきます。

CO2(二酸化炭素)排出量削減も目指す!

これまでは電卓本体が確認できるように、また製品保護のためにプラスチックを採用してきましたが、紙パッケージも同様に内容を確認できる新たなデザインとなっています。もちろん、本体を保護するように新たに設計されています。

ところで、
ここでもう一つ注目して欲しいのが、サイズです!
紙化によりコンパクトになりました!!

従来のパッケージ(左)と比較しても、紙化した新しいパッケージのサイズがとてもコンパクトになったことがよくわかります。デザインも製品の情報をよりしっかりとお伝えできるようになっています。

サイズをコンパクトにすることで、一度に多くの電卓を運搬できるようになり、CO2排出量の削減にもつながっているのです!

つまり、今回の電卓のパッケージの紙化を通して、”海洋プラスチックごみ削減”と”CO2排出削減”という二つの環境負荷低減に取り組んでいたのです。

この取り組みを推進した開発者に、取り組みのきっかけや
苦労したエピソードを聞いたインタビュー記事をこちら↓で紹介していますので、ぜひご覧ください。


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