見出し画像

「カシオミニ」を使って、1970年代当時のボウリングを再現してみた!

6月22日はボウリングの日でした。
ところで、1972年にカシオが発売して大ヒットさせた個人用電卓「カシオミニ」は、実はボウリングがきっかけで生まれた商品なんです。


なぜボウリングから電卓が生まれた?

1970年代はボウリングが大ブームでした。
当時のボウリング場では、スコアは今のように自動計算されませんでした。
プレイヤーが自分の頭で計算して鉛筆で、スコアシートに書きこんでいました。

ボウリングではスペアやストライクをとると、点数が二重三重に積み重なって増えていきます。交代で投げながらスコアを書き込まなければいけないので、みな計算に追われます。

そこで、「ボウリングのスコアが手軽に計算できる電卓はできないか」というアイディアが「カシオミニ」を生み出しました。

カシオミニ(1号機)

電卓は個人が持つものになり、後継シリーズも含めて累計で1000万台以上を販売する大ヒット商品になりました。

ボウリング場で再現プレイ

当時の様子を再現するため「カシオミニ」の実物を使ってスコアをつけてみました!

カシオミニとスコアシートと鉛筆を用意して準備OK。

広報部員を4人、引っ張ってきました。ゲームスタート!

紙にスコアをつけていきます。オクダ選手、第1投からいきなりストライク!
第2投、第3投でさらに点を重ねました。

ストライクの10本を打ち込みます。 カシオミニの「0」表示は、背の高さが半分なんです。
第2投・第3投の点が重なり、スコアが積もっていきます!
スペアを取った!ガッツポーズ

手で計算しながら、鉛筆を走らせます。

次の1投の点数も足して計算しながら喜ぶWナベ選手。

みんな徐々に調子を上げて、スコアを重ねていきます。

カシオミニを使った最終結果がまとまりました!

さて、ボウリング場の自動計算の最終結果は?

オクダ選手152、S子選手74、Nちゃん選手81、Wナベ選手95….
同じです!カシオミニ、見事に正解を出しました!

自動計算しか体験したことのない世代の社員の感想は
「暗算しないで投球に集中できる方がやはり楽しい」
「持ち運ぶのにちょうどいいサイズで、ボタンも押しやすい」
「ゼロのサイズが小さくておもしろかった」
と好評でした。

撮影にご協力いただいた「笹塚ボウル」の方も「かわいいですね!」とカシオミニの写真を撮っていました。こんなことも教えてくださいました。
「当時は透明のシートに書いた手書きのスコアをオーバーヘッドプロジェクターの上に置いて壁面にスコアを投映していました。ボウリング場の各テーブルには必ず電卓が置いてあり、みんなそれを使って計算していましたよ」

やはり電卓は、ボウリングで愛用されていたんですね!

実はカシオは「カシオミニ」の他に、ボウリング専用計算機も出しているんです。
こちらをごらんください。