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僕がカシオでサステナ活動に取り組む理由 Vol.2

カシオのサステナ活動に取り組んでいる、いが兄です。

カシオのサステナビリティの取り組みを紹介する役割のはずが、自分の話で初回を終えて失礼しました。

前回の前フリ通り、今回は僕がカシオの社会貢献活動を推進する役割を担うきっかけとなった「親子はねやすめ」をご紹介したいと思います。

親子はねやすめ レスパイト旅行 2023

2016年の夏に、「親子はねやすめ」が主催するレスパイト旅行のボランティアを会社が募集しました。座学でレスパイトという言葉を知っていた僕にとって、体感する絶好の機会と捉え、実地研修という感覚で臨みました。

レスパイトとは、「小休止」「ひと休み」「息抜き」といった意味の英語で、介護においては「介護する側が一時的に介護を離れて、リフレッシュすること」を指します

医療の進歩により救われる命が増える一方で、医療機器が無いと生きていけない子どもたちの数も増えています。自宅で日常的に介護にあたるご家族にとっては、24時間命と向き合い、強い緊張感の中で休まる時がありません。また、親が介護で忙しいため、きょうだい児は親に甘えることもできず、我慢を強いられる環境にあることが多く、救われた命だけでなく、そのきょうだい児にも寄り添ったケアが必要です。
「親子はねやすめ」は、そんなご家族につかの間の休息の場を提供する活動を行っています。

といっても、医療に関する部分は医療専門スタッフが対応をしてくれるので、僕らが担当するのは・・・
①ご家族が食事を楽しむための会場設営や給仕、後片付けのお手伝い
②元気いっぱいのきょうだい児と全力で遊ぶ
といった誰もができることでいいんです。

が、そこで目にしたのは正直なところ、衝撃的な光景でした。
僕の周囲には介護を必要とするお子さんがいる家庭はなかったので、小さなお子さんが人工呼吸器など様々な機械に繋がっている場面に遭遇し、なんて声をかければ良いのか、どんなお手伝いができるのか、自分でも顔がこわばっていたのを今でもハッキリ覚えています。

でも、そこに集まっている事務局、医療スタッフ、地元の受入団体、学生・社会人ボランティアがつくり出すあたたかな雰囲気が徐々に僕の緊張を和らげてくれました。

ゲスト家族のお父さんにとっては日頃しがたい「お酒を飲みながら談笑する」という時間もでき、「自分が描いていなかった家庭像になったと考えることがある」といったリアルなお話に接し、医療的ケアが必要な状況は誰にでも起こりうる一方で、手をつないでくれる人たちもいることを実感し、視野を広げる機会となりました。
こういう場を設けてくれた会社に感謝!

そういった個人では体験しづらいことでも、会社を介してなら橋渡しをすることができると考えるようになり、僕にも手伝わせてほしいと門を叩き、今に至っているのでした。

とっても優等生な意見となっていますが、なかなかこういう考えを披露することも無いので、noteという場を使わせてもらいました。

「親子はねやすめ」については、直近でのレスパイト旅行に参加してきた活動記録をこちらに掲載していますので、よろしければご覧ください。


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